gamandekinaitaroのブログ

庶民による政治改革

9 医療費の問題

2013年医療費総額は40兆円の発表あり、このうち4割が税金負担である。
15年度の財政規模を100兆円とすれば、支出の2割弱となる。
実際の税収規模60兆円では、3割前後の支出でありやはり大きな支出項目である。
1990年が20兆円、99年が30兆円、13年が40兆円と年間1兆円近い増加である。
1人あたりでは31.5万円、65歳以下は18万円、65歳以上は72万円と極端に増加する。


1つの問題は特に高齢者の場合は患者・病院とも個人の医療費負担が限定されているため、1回の入院で80万円から100万円かかる場合も、医者は検査しましょうねというだけで医療費の総額を患者には説明しない。
患者もほとんどが税金負担となるため医療費の金額も気にしない。


スーパーの買い物やホテルに宿泊の場合は、まず価格が適正かどうかで購入を決めるが
医療の現場ではこの仕組みがない。
この点を改善しない限り、医療費の膨張問題の解決は難しい。
患者・医療者ともに意識の改革が必要で、医療費の赤字のつけを若者や孫の世代に
財政赤字として回すは、早期に中止し永続可能な医療制度を確立しなくてなならない。